大学生の頃はバイトを頑張ってるやつが正義。みたいな考えを持っていたバカな貧乏人です。
貧乏人数年前に牛丼で有名な吉野屋さんで深夜のアルバイトをしておりました。理由は深夜の時間帯でも採用して頂けるからです。
少し古い情報になりますが吉野家でのアルバイト経験談を残すので深夜のバイトを考えていらっしゃる方は参考にしていただければ幸いです。
吉野家の時給

- 9:00~22:00/900円前後
- 22:00~5:00/1125円前後
が貧乏人の勤めてた店舗の時給です。少し前なので変わってると思いますし、ざっくりした時給はこんな感じです。
ただ、吉野家の給料は少し特殊でありがたいシステムでした。
そのシステムとは給料日が月に2回あることです。
1~15日の給料は月末に支払われ、16~30.31日までの給与は翌月の15日に支払われるダブル給料日システムでした。
まぁ、もらえる給料は1ヶ月に1回だろうが2回だろうが額に変わりはないのでそこまで大きなメリットではないですが、お金が入用な方にはとてもありがたいシステムだと思います。
また、時給も1分単位で付いていたと思います。店長に申請すれば給料の前借(1~15日の勤務分を16~31日にもらえる)システムも斬新だと思いました。
バイトする側への気配りが出来るバイト先で主婦や学生にはもってこいのバイトです。
吉野家の勤務時間

勤務時間も店舗によって変わってきます。むしろ貧乏人は募集の時間外で務めてました。
基本的には
- 7:00~14:00
- 14:00~18:00
- 18:00~22:00
- 22:00~7:00
で募集が掛かってました。
ですが面接時に貧乏人は「24時から務めたい。」とお願いしても採用して頂けましたので、とても融通の利くバイト先です。時給や給料日と同じでとてもバイトのことを考えてもらえてるな。と実感しておりました。
深夜の時間帯の業務
深夜勤務の業務内容の前に出勤もタイムカードではなくて端末でログインをしてタイムカードを切ってました。
当時は「ビビッ!!」というタイムカードではなかったので感動しておりました。
その後の業務ですが吉野家での深夜業務は基本的に「ホール」「キッチン」の2人でシフトに入ります。
このホールは「基本的に勤務が浅い人が入る」という暗黙のルールがありました。なので新しく入った人は必然的にホールスタッフから始まります。
そのうえでホールの業務内容は
- 配膳
- 仕込み
- 洗い物
でした。逆にホールスタッフの業務内容は
- 受注
- 提供(食事を持っていく)
- レジ打ち
- 清掃
- レジ合わせ
以上になります。
順番に説明していきます。
キッチンの業務

基本的に厨房から出ません。ホールスタッフが受注でバタバタしていたらヘルプで回りますが基本的には仕込みと調理をします。
配膳(調理)
吉野家なので配膳(調理)と聞くとご飯の上牛肉を乗せるイメージが強いと思いますが、実際それだけではなくて定食や食器(鍋)を温めたりする業務があります。
ホールからの注文が届いたら順番に調理を開始します。
特に牛すき焼き定食の場合だと鉄板?器を熱してからの提供になるので少し時間がかかるので、スムーズな提供はできませんがその間に注文をさばいていきます。
こんな感じで頭の回転が必要になってきますので慣れない方はすぐにパニくってしまうと思います。
効率よくしないと後がつかえるので何人もいきなり来店があったらめちゃくちゃ大変です。
調理時間は商品によって変わります。牛丼の場合、ご飯をよそって牛肉を乗せるだけなので10秒もあれば調理完了です。
逆に加熱しなければいけないカルビや豚の注文が来たら優先的にこちらから調理を始めます。カルビを炒めたり、豚肉をレンジしている最中に牛丼を調理する感じですね。
例えば3人来店があり
1人目牛丼→2人目カルビ丼→3人目豚丼
のオーダーが連続で来たとしたら時間のかかるカルビ丼から調理を始めます。
カルビを炒めてる間に豚肉をレンジに投入します。
レンジが完了するまでの間にカルビ丼と豚丼のご飯を丼によそい準備しつつ、牛丼を調理し提供しつつ、豚のレンジアップが終わるので先ほど準備したご飯の上にのせて提供していたらカルビがいい感じで焼きあがるので裏面もしっかり焼き、準備しておいたご飯の上にカルビを乗せる。
こんな感じでいかに効率よく準備するかが問われます。
いきなり何人もの来店が来たら目茶苦茶テンパりますが一つ一つこなしていくしかないので、一度落ち着いて頭の中で準備する順番を考えることが大事です。
ですが何度か経験すればコツをつかめると思うので、これから吉野家でバイトを考えてる人はそこまで不安になることはありません。
配膳の練習
最初は驚きましたが牛丼の盛り付けは練習できます。詳しく言うと牛丼というよりご飯になりますが。。。
どういうことかと言いますと、吉野家では牛丼の重さが決まってます。なので調理スペースに「並盛のご飯は~g。牛肉は~g。」と記載されてます。
なので炊飯器の前に電子重量計があり丼に自分のフィーリングでご飯を投入します。
そのあとにご飯の重さを重量計で測って大体の感覚をつかみます。そしてそのあと丼に投入したご飯を炊飯器に戻して、もう一度丼に投入します。
このように何度もご飯をよそい練習を行います。
なので徹底した研修が受けれるので吉野家のバイトを敬遠されてる方は安心して務めれると思います。
そのほかの定食やカルビ丼、豚丼も同じようにしっかりとしたマニュアルとキッチンに調理手順が記載されているので教育はしっかりされております。
牛丼以外の調理は練習できませんが、先輩や社員さんが徹底して教育してもれえるので1.2週間すれば調理業務はなれるはずです。
仕込み
吉野家の仕込みは大きく
- ご飯
- 牛肉
- サラダ
- 豚肉
- カルビ
の仕込みでした。
貧乏人が務めていた吉野家では、3時ごろに仕込みをしていたのを覚えています。
吉野家でご飯と牛肉がなくなるなんて考えれないですし、店舗として成り立たないので忘れるわけにはいきませんでした。
ですが皆さんの想像通り、家で行う炊飯となんら変わりません。牛肉の仕込みもお鍋に牛肉を投入するだけで調味料や特別な調理はありませんので何の心配もありません。
そのほかのサラダ、カルビ、豚肉の仕込みもありましたがお皿に小分けするだけでしたので、全食材特別な作業はありません。
決められた重量をお皿に入れるだけでいかに素早く正確に行うかだけを考えればいいです。
お釜が大きいのでご飯を入れ替える時に怪我ややけどにさえ気を付ければなんら難しくない業務でした。
洗い物
吉野家の洗い物に関しては自動洗浄器があるので基本的には、この自動洗浄機に綺麗に整頓してボタンをポチ。で終了です。
自動洗浄機に投入する前にシンクに食器を溜めておき、食器が溜まってきたらスポンジで米粒や大きな汚れを洗い流しますが、自動洗浄器が勝手に洗ってくれるので特別綺麗に洗わなくても問題ありません。
この業務は忙しくなる朝食前と、深夜の時間帯では食器が溜まれば来客がない時に洗い物をする流れです。
ホールスタッフの業務

キッチンとは逆に基本的にお客さんのフロアにいます。
貧乏人はホール勤務が多かったのもありますが、接客対応もありホールの方がバタバタしてたイメージがります。
- 受注
- 準備、提供
- 補充(紅生姜入れ清掃)
- レジ打ち
- 清掃
- レジ合わせ
以上のホールスタッフの業務を紹介します。
受注
今では電卓みたいな機械でポチポチ注文をキッチンに送りますが貧乏人が務めていた店舗ではメモ用紙のような紙に記入してました。
なのでいちいちキッチンに持っていく為、効率はよくなかったですね。
受注に関しては頼まれた注文をキッチンに通すだけなので簡単です。注文を頂きましたら頂いた商品を大きい声でキッチンに伝えます。
受注の業務はこんな感じですが、接客業で相手は人間なので難しい注文をして頂く方もいらっしゃるわけです。
例えば「つゆだくのちょっとつゆ多め。」とか。キッチンにいちいち報告しないといけないわけです。仲の良いパートナーだったら「あいよ!!!!」みたいな感じで気持ちよく作ってくれるのですが、仲の悪いバイトさんだったら「。。。あい。。。ちっ。。。」みたいなことはありました。
「俺が注文してるわけじゃないじゃん。。。。」とはずっと思ってましたが、こればかりは仕方ないですよね。仲良くしてなかった貧乏人が悪かったので、これから吉野家でのバイトを考えてる方は普段から周りとは仲良くするのを絶対お勧めします。
準備、提供(お盆に料理を準備して持っていく)
先ほど受注した商品をお客に提供しに持っていくだけです。それと同時に生産するときに必要な伝票をお持ちするだけです。
準備というのは味噌汁と朝定食、お弁当の準備です。
お弁当の準備はキッチンスタッフがお弁当によそってくれるので、ホールスタッフは袋に入れて提供するだけです。
提供の業務はこれだけですが、貧乏人がホールの業務時に一番悩まされたのが準備でした。。。
特に深夜の業務では朝定食のシフトに入り込むからです。
朝定食はホールスタッフが準備する食材もあるんです。っていうかご飯と魚以外はホールの仕事なんです。
なのでくっそ忙しい早朝に、お客さんが止むことなく来店していて受注しつつ、海苔と納豆をお盆にのせその間に味噌汁の抽出ボタンを押して、その間にも来店があるから受注に向かって。。。。
目茶苦茶バタバタしてました。。。。。こればかりはどれだけ慣れてもお客さんの注文が止まるまでは仕方なかったですね。。。。
補充、紅生姜入れの清掃
補充はお箸や爪楊枝、七味、紅生姜など卓上にある調味料などの備品を補充します。
大体2時以降くらいに行います。
お客がいらっしゃれば、その前の備品には手を出さずに退店されてから補充します。
貧乏人がちょっとビックリしたのは紅生姜の補充、容器の清掃でした。
白っぽいバケツのような物に卓上の紅生姜を入れて容器を洗います。容器の清掃と補充を行うには仕方ないと思いますが、
「バケツて。。。。」
ってなっちゃいました。。。
所要時間はお客が居なかったら大体30分も掛からずに補充業務は終わります。
レジ打ち
レジ打ちは提供した伝票を基にレジに入力してお客から料金を頂く。という流れです。
おつりを間違えなければなんら難しくない作業です。
清掃
1:30以降からは終電がなくなるのもあって来客が一気になくなります。
その間にホールの掃除とカウンター内を洗剤で水清掃を行います。その間にお客が来たら掃除を一度中止し接客業に移ります。
そしてカウンター内の清掃が終わると次にトイレ掃除に移ります。
トイレ掃除は想像通り、便座や床の掃除、トイレットペーパーの補充を行います。
清掃に関してはカウンターとトイレの二か所のみでした。ですので簡単な業務です。
最大の難関のレジ合わせ
ホールスタッフの最大の難関「レジ合わせ」が勤務の最後に待ってます。。。。
朝定食の時間が落ち着き余裕が出れば5:30頃から始まります。
どういう業務かというと、パソコンで入金されているはずの金額を出力しレジに入ってるお金とちゃんと合うのか確認します。
ピザ屋でも清算はしてたので経験はありました。
エンゲルス コインカウンター 170×165×70mm 価格:1306円(税込、送料別) (2019/2/28時点) |
「このケースに入れて精算するんだろ?楽勝ジャン♪」
と思ってました。
このケースってコインを入れていくと最後のコインのちょうど上に「350円」とトータルの枚数がわかるんです。なのでめっちゃ便利なんですよ。
ですが貧乏人の勤めていた店舗では
コインストッカー 100円用 価格:149円(税込、送料別) (2019/2/28時点) |
こんな感じで硬貨別でケースが準備されてました。しかもこのケース「ボロイから硬貨を押し込まないとちゃんと測れないから」みたいに教育されてました。
「いや、買おうよ。。。。」
とずっと思ってました。
そのおかげで精算が合わない合わない。。。。
本来ならば合ってるんです。でもこのケースを使ってるから間違えるんです。
一つ目で紹介したコインケースの方が間違いないのになぜかわからないんですがこちらのケースで精算をしていたので貧乏人は当初間違えまくりでしたね。。。
貧乏人の店舗では間違えると帰れないんです。。。防犯カメラで「この時10円多く渡してない?」等の確認が入ります。。。
当時は最長で2時間帰れなかったことがありました。。。。
まぁ、お金が合わないので責任を取る意味でも帰れないのは当然ですが、貧乏人は自分のお金で払いたかったのですが、それはダメでしたね。
深夜から長時間務めてるので朝はヘトヘトになります。。。
そのあとの関門のレジ合わせで間違えてしますと、下手したら帰れなくなるのでこれから吉野家さんでバイトを考えてる方は、しっかりお金を管理することと、コインケースがボロかったらしっかりと買い替えることですね。。。。
休憩時間はしっかりとれます
深夜の時間帯では1時間の休憩を貰えてました。それも1秒単位でしっかりと管理されます。
ですが深夜なので一気に休憩をするわけではありません。
貧乏人のころは2時から30分交替で2人で4回の休憩を取ってました。慣れない方が入っても休憩所にカメラがあるので、来店が万が一多くなっても休憩中のバイトさんがヘルプに回ってもらえるので安心です。
しっかり休憩時間を貰えるうえに融通も利かせてもらえましたのでとてもありがたかったです。
吉野家の福利厚生
大きな福利厚生としては
- 有給休暇
- 社員割引
がありました。有給休暇に関してはシフトの休みとは別にお休みをいただくことが出来ます。
社員でもないのに有給がもらえるなんて激熱でした。申請も店長に報告すれば終了ですしめちゃめちゃありがたかったです。
社員割引
社員割引として全商品が7割引きで食べれてました。
もっと前は無料でまかないとして食べれてたみたいですが、何らかの理由で3割負担となったようです。
それでも牛丼がワンコイン以下で食べれるのは学生の貧乏人にはとても重宝されました。
条件なしで全商品が7割引きなんて激アツですよね!!!!
店舗によっては勤務外でも3割引きしてもらえたり持ち帰りでも対応してくれる店舗もあるようです。
吉野家のアルバイトのメリット
貧乏人なりの吉野家でのバイトのメリットですが、一番はガッツリ稼ぎたい人はいっぱいシフトに入れてもらえましたし、主婦やバイト掛け持ちの方で週2のシフトでも採用してもらえ、シフトも融通の利くことでした。
それと福利厚生として「有給休暇」と「社員販売」がとてもアツかったです。
バイトなのに有給休暇がもらえるなんてスゴイですよね!!!!!まるで社員になった気分でした。
それに社員割引もアツかったですね。
そしてなによりも時給がいいと思います。
深夜の時間帯ということもありますが他のバイト(コンビニetc…)よりかは圧倒的に良いはずです。
それに給料も月に2回なので業務外での対応がとてもありがたかったです。
そして吉野家のバイトって結構人数が多いんですよね。深夜のバイトはフリーターや学生が多いのでプライベートで遊べるくらい、仲良くなれたので人脈も増やせたバイトでした。
吉野家のアルバイトのデメリット
貧乏人が感じたデメリットとしては、牛丼のにおいがしっかりと身体に染みつきますねwww
まぁ、洗濯とお風呂でにおいは消えますがお風呂を入らずにデートしたら大変なことになったのを覚えてます。。。。w
それと業務に関して店舗にもよりますが、朝の時間帯がめちゃめちゃ忙しいので終わりと思った時間帯にドッと疲れます。。。。
あとは先ほど説明したレジ合わせが合わないときはマジで嫌でしたね。。。。
12時前後と5時前後は店舗が忙しくなるので、すべて効率的に動かなければなりません。「何かをしている間に何かをこなす」ファストフードなのでこの様な感じで如何に丁寧にスピーディに提供するかが勝負となってきます。
もたもたしてるとお客さんからもクレームが入るので、深夜で楽が出来るバイトだと思うと大間違いなので、吉野家のバイトを考えてる方はシフトに入る時間に一度確認としてその店舗へ食べに行くのをオススメします。
吉野家のアルバイトまとめ
福利厚生や時給、シフトに融通を利かせてもらえるのでとても働きやすい会社でした。
ガッツリ稼ぎたい人にはお勧めのバイトですが、その分大変なのは大変です。
深夜なので昼間の来客数と比べると少なくて楽に思うかもしれませんが、深夜で酔っ払いも多いのでその分お客の質はどうしても下がってしまいます。。。
そのあたりに関してはこちらでも記事にしました。
ガッツリ稼げますし牛丼好きにはもってこいの仕事ですので興味のある方は是非応募してみてください。
コメント